新潟県新潟市西区小針西2丁目12番15号

 

胃カメラ・大腸カメラ

当院胃カメラ検査の特徴


特徴1
高性能な細径スコープを使用した苦痛の少ない胃カメラ

胃内視鏡検査(胃カメラ)は、鼻(もしくはノド)に麻酔をかけ、内視鏡の細いスコープを挿入してノド-食道-胃-十二指腸を詳しく調べる検査です。

細経スコープには、従来型のスコープと比較し画質で劣る問題がありましたが、当院では最新の内視鏡スコープを用いることで、クリアな画質での消化管観察を行うことが出来ます。

特徴2
内視鏡専門医による高度な技術

これまで多くの病院で胃・大腸内視鏡検査、治療を行ってきた院長が行います。日本消化器内視鏡学会の専門医であり、豊富な経験に基づいた確かな技術と再診の知識で、迅速かつ正確な検査を提供します。

特徴3
高性能な内視鏡システム

オリンパス社の最新内視鏡システム『EVIS X1』を導入しています。これに当院で用いている最新の細径内視鏡『GIF-1200N』を使用することで、小さな病変でも見落とさずに診断するように心がけています。

特徴4
リカバリースペースを完備

苦痛の少ない検査を心掛けていますが、検査終了後、ご気分が悪くなったり少し休んでから胃カメラ検査結果をお聞きになられたい場合には、ベッドで安心してゆっくりとお休み頂けます。

特徴5
感染対策の徹底

内視鏡の洗浄消毒装置には様々な種類がありますが、当院では日本消化器内視鏡学会が定めたガイドラインを遵守しており、オリンパス社の内視鏡洗浄消毒装置を用いて高水準消毒を行っています。これにより安全性の高い検査を行うことで、患者様の安心感につなげています。

経鼻内視鏡について


当院では、患者様の苦痛軽減を目的として経鼻内視鏡(鼻から胃カメラ)を取り入れています。
これまでの胃カメラ検査は、口からカメラを挿入することで「オエッ」となってしまい、辛い思いをする方も多かったかと思います。これは、舌の根元にスコープがあたることで嘔吐反射が引き起こされているからです。鼻からスコープを挿入すると舌の根元への刺激が少ないため、苦痛の少ない胃カメラ検査を行うことができます。

●経鼻内視鏡のメリット

①嘔吐反射が起こりにくい
口からの胃カメラ検査よりも「オエッ」としにくいため、比較的楽に検査を受けることができます。
②検査中の会話が可能
口からスコープを入れると会話は困難ですが、経鼻内視鏡では検査中にも医師・看護師とコミュニケーションをとりながら検査をすすめることが可能です。
③体への負担が少ない
① 嘔吐反射の軽減による血圧・脈拍の上昇や ② 検査中の会話により不安感を軽減することで、体への負担を少なく検査することができます。

●経鼻内視鏡のデメリット

①スコープが通らない
鼻腔が狭い場合や鼻の疾患などがある場合にはスコープが鼻を通過しないことがあります(その際には、ご希望により経口内視鏡にその場で切り替えることも可能です)。
②鼻出血を起こすことがある
経鼻内視鏡では狭い鼻をスコープが通過するため、鼻の粘膜が擦れて鼻出血を起こすことがあります。ほとんどの場合で自然止血しますが鼻血が出やすい方はお勧めしません。
③鼻に痛みを感じる
検査前に鼻の麻酔を行いますが、狭い鼻腔をスコープが通過するため、押されて痛みを感じることがあります。

胃カメラ検査の流れ


01

<検査前日>

夕食は、前日20時までに済ませて、以後は食べないでください。
夕食はおかゆ、うどんなど、なるべく消化の良い食べものを召し上がっていただき、ワカメやこんにゃくなどの胃の中に残りやすいものは、できるだけ避けてください。
水分(水かお茶)は自由に飲んで構いません。

02

<検査当日>

朝食は絶対に食べないでください。
検査の1時間前までは水・お茶は自由に飲んで頂いて構いません。
普段から朝の内服がある場合は、朝の6時までに内服して下さい。ただし、糖尿病の内服薬やインスリン注射している方は、当日朝の内服・使用は中止して下さい。
指定された時間に来院してください。

03

<検査中>

鼻、もしくはノドに麻酔をかけてから検査を行います。
検査中、必要に応じて医師の判断で生検(組織を一部採取し、顕微鏡で詳しく調べる検査に提出する)を行う場合がありますので、ご承知ください。

04

<検査終了後>

診察室で検査結果を説明します。
1時間前後は飲んだり食べたり出来ません。1時間後に少量水分を摂取し、ムセなければ食事摂取が可能です。
検査中に組織採取を行った場合には、病理検査(顕微鏡で詳しく組織を調べること)を行うため結果が出るまで2週間程度かかります

胃カメラ検査にかかる費用(3割負担の場合)


内容 費用
診察料・血液検査 約2,000~3,500円
胃カメラ 約3,500円
病理組織検査 約3,500円~7,000円
ピロリ菌検査 約700円
合計 約5,500円~約15,000円

※費用はあくまでも目安となります。
※必要に応じて処方や追加の検査などが加わると別料金になりますので、予めご了承ください。

当院大腸カメラの特徴


特徴1
鎮静剤(静脈麻酔)を用いた苦痛の少ない大腸カメラ

当院では、ご希望される方には鎮静剤(静脈麻酔)を使った楽で痛くない大腸カメラを行っています。
持病や年齢、体調等によっては鎮静剤が使用できない場合がありますので、詳しくは医師に御相談下さい。

特徴2
専門医による診察・検査

大腸カメラ検査は患者様にとって負担のかかる検査でもあるため、その検査について適切な知識と技術が求められます。消化器病専門医・消化器内視鏡専門医である院長がお腹の症状を伺って安全な検査を提供します。

特徴3
高性能な内視鏡システム

病変を拡大して観察することができる拡大内視鏡も導入しています。さらに、最新の内視鏡システムを用いて特殊光と組み合わせることで、粘膜の微小な血管や腫瘍の微細構造を強調してより詳しく観察し、診断に役立てています。

特徴4
日帰り大腸ポリープ切除が可能

検査中に大腸ポリープが見つかった場合、大きいものや出血の可能性が高いものでなければ、その場で大腸ポリープ切除が可能です。高周波装置も準備しており、安全な切除を心掛けています。切除したポリープは組織診断を行い、後日外来で結果を説明いたします。

特徴5
専用のトイレ・リカバリールームを完備

内視鏡室すぐ横には一般外来の方が使用するトイレとは異なるトイレを準備しています。また、鎮静剤を使用した場合、検査後30分~1時間ほど院内でお休みいただく必要がありますが、その際にはベッドでゆっくりとお休みいただけます。

特徴6
感染対策の徹底

処置具はディスポーザブル(使い捨て)製品を積極的に用いて、使用後は速やかに廃棄処分しています。
内視鏡についても、日本消化器内視鏡学会のガイドラインに則った洗浄・滅菌を行っています。高水準消毒を行う事で皆様に安心して検査を受けていただく事が可能です。

特徴7
西小針バス停すぐ目の前

鎮静処置を行う場合、当日は車やバイク、自転車の運転などが行えません。バス停目の前の好立地ですので、大腸カメラ検査を行う際にご利用ください。

特徴8
炭酸ガス送気装置の使用

炭酸ガス(二酸化炭素)を使用して大腸カメラ検査を行います。これにより腹部の張りが軽減され、検査後も腹部膨満感や不快感を抑えることができます。

こんな時は大腸カメラ検査を
おすすめします


select_check_box便潜血検査で陽性となった
select_check_box便が細い
select_check_box粘液のような便が出る
select_check_box便秘や下痢を繰り返す
select_check_boxお腹の張りが気になる
select_check_box便に血液が混じっている

大腸カメラ検査の重要性


大腸がんは患者数が増加傾向にあります。その理由として高齢化や食生活の欧米化が指摘されており、特に40歳頃から徐々に大腸がんになる人が増え始めることが分かっています。
早期の大腸がんは自覚症状がほとんどなく、症状が出た頃には進行している事が多いです。
大腸ポリープを放置すると大腸がんになる場合があるため、大腸ポリープを切除することで大腸がんの予防につながります。また早期の大腸がんであれば内視鏡で完全切除も可能であり、開腹手術や抗がん剤治療をせずに済みます。

鎮痛剤・鎮静剤使用について(大腸カメラ)


初めて大腸カメラ検査を受けることなどで不安がある方、過去に検査を受けてつらかった方には、鎮静剤の使用をお勧めしています。鎮静剤を使用することで、ウトウトとした状態、もしくはぐっすりと眠った状態で検査を受けることが出来ます。検査終了後はしっかりと目覚めるまで30分~1時間前後、病院でゆっくり休んでいただきます。検査当日は自動車・バイク・自転車の運転や危険な機械の操作が出来ません。また、年齢や持病・内服薬等によっては鎮静剤の使用が出来ません。詳しくは受診時に医師とご相談下さい。

下剤の種類について


当院では「サルプレップ」「ニフレック」の2種類の下剤をご用意しています。

なかでも「サルプレップ」は2021年5月に発売された新しい下剤であり、これまでの下剤と比べて
・レモン風味で味が良く飲みやすい
・下剤自体を飲む量が少なくて済む
・洗浄力が高い
・水やお茶など自分好みの水分と一緒に飲める
などがあります。

一番の特徴としては、これまでの下剤と比べて「味が良い」ことになります。また洗浄力も高く、当院ではまずサルプレップを用いての大腸カメラ検査をお勧めさせて頂いております。過去に別の下剤を飲んで辛い経験をされた方も、是非試してみて下さい。

詳しい飲み方については検査予約時にスタッフが丁寧に説明します。

大腸カメラ検査の流れ


01

<検査前日までに>

病院に受診後、事前に診察を受けていただき検査日を確定してから、検査の説明・下剤などの処方を行います。

02

<検査前日>

食事についての注意事項は看護師から説明します。
※1.こちらも参考にしていただき、夕食は19時頃までに済ませてください。
就寝前に少量の液体下剤を服用します。
水、お茶、スポーツドリンクなどは夜間も摂取して大丈夫です。
検査に備えて早めに休みましょう。

※1.味の素製薬株式会社様発行のチラシを掲載しております。

03

<検査当日>

朝食は食べないでください。水分(水かお茶)は飲んでいただいて大丈夫です。
説明時にお渡しした資料を参考に、下剤を飲用していただきます。
下剤を飲んでいる途中、お腹の痛みがある、嘔吐、気分が悪いなど、何か異常を感じた場合は、一旦下剤を飲むのを中止して、病院に連絡してください。
下剤を飲んでも排便がない、または、下剤が全部飲めなかった場合にも病院へ連絡してください。

04

<検査終了後>

検査中に組織採取やポリープ切除を行った場合には、病理検査(顕微鏡などで詳しく組織を調べること)を行うため結果が出るまで2週間程度かかります。
ポリープ切除した場合には飲酒や運動、旅行などを控えてください。

大腸ポリープ切除について


当院では、大腸カメラの検査中にポリープが見つかった場合に、ほとんどがその場でポリープ切除を行うことが出来ます。内視鏡専門医である院長が行いますので安心して治療を受けることが出来ます。

≪大腸ポリープ切除の方法と流れ≫

ほとんどの大腸ポリープは、大腸カメラの検査中に切除が可能です。当院では「内視鏡的粘膜切除術(EMR)」と「コールドスネアポリペクトミー」を使い分けることが可能です。
どちらの方法にもメリット・デメリットがあるため、切除するポリープの大きさや形をしっかりと確認して、最も適切な方法をその都度選んで処置しています。

・内視鏡的粘膜切除術(EMR)
ポリープを切除する際にスネアと呼ばれる金属ワイヤでポリープの根元を締め付け、高周波電流を流すことで切り取る方法です。やや大きめのポリープやがんを疑う病変に対して行われます。
出血予防のために傷口を止血クリップで閉じる処置を追加で行うこともあります。

①大腸ポリープを確認

②拡大して粘膜構造を観察

③病変の下に生理食塩水を注入

④ポリープの根元をスネアで締め付けて通電

⑤切除完了


・コールドスネアポリペクトミー
ここ最近ではコールドポリペクトミーという切除方法が用いられることも多くなってきました。こちらは高周波電流を流さないでポリープを切除することにより、術後の出血リスクが下がることが報告されています。また、心臓ペースメーカー装着の方や、金属製の器具が体内にある方でも安全に切除することが可能であり、当院でも積極的に取り入れております。


≪大腸ポリープ切除における合併症≫

大腸ポリープ切除術は比較的安全性の高い治療ではありますが、やはり手術ではあるため合併症が起こることも報告されています。代表的な合併症として、後出血や大腸穿孔があります。

・後出血
術後2~3日で発生することが多いです。便に少量の血液が付着する程度であれば、ほとんどが自然に止血します。血液付着が繰り返されたり、大量の出血があった場合には、大腸カメラを用いた止血術でまずは対応されます。数百例に1例程度の頻度と報告されています。

・大腸穿孔
腸に穴があいてしまう状態のことです。特に大腸の穿孔は腹膜炎を引き起こす可能性が高く強い腹痛や発熱が出現することが一般的です。緊急的な外科手術が必要になる場合があります。数千例に1例程度の頻度と報告されています。


≪大腸ポリープ切除後の注意点≫

ポリープ切除後も日常生活を送ることが可能ですが、切除後に後から出血してきたり(抗出血)、大腸に穴があく(穿孔)こともマレに起こります。
そのため、大腸カメラ検査終了後、特に日帰りポリープ切除術を受けられた方は

・アルコールは1週間程度控えましょう。
・腹部に力の入る仕事や運動も1週間程度控えましょう。
・切除当日はシャワー程度に控えましょう。翌日からは入浴できます。
・切除後から3日間程度は消化の良いものを食べるようにしましょう。
(海藻類、きのこ類、繊維質の多い野菜などは控えましょう)
・旅行や出張などの遠出は1週間程度避けましょう。


≪ポリープ切除後の受診≫

切除したポリープは顕微鏡で詳しく調べる検査(病理検査)に提出するため、結果が出るのに2週間ほどかかります。結果は再受診時に医師から説明します(電話での結果説明はできませんのでご了承ください)。

大腸カメラ検査にかかる費用(3割負担の場合)


内容 費用
診察料・血液検査 約2,000~3,500円
大腸カメラ 約5,000円
病理組織検査 約4,000円~12,000円
合計 約7,000円~20,500円

※費用はあくまでも目安となります。
※必要に応じて処方や追加の検査などが加わると別料金になりますので、予めご了承ください。

大腸カメラ検査(ポリープ切除を行った場合)にかかる費用(3割負担の場合)


内容 費用
診察料・血液検査 約2,000~3,500円
大腸カメラ+ポリープ切除術(2cm以内) 約15,000円
病理組織検査 約3,000円~8,200円
合計 約20,000円~27,000円

※費用はあくまでも目安となります。
※必要に応じて処方や追加の検査などが加わると別料金になりますので、予めご了承ください。


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