新潟県新潟市西区小針西2丁目12番15号

 

大腸ポリープ


大腸ポリープとは、大腸の粘膜がイボのように膨らんだ組織のことです。小さなものは多くが良性ですが、放置すると大きくなって出血の原因になったり、大腸がんになることがあるため、小さいうちに切除したほうが良いと考えられています。
ポリープがあっても痛みや違和感などの自覚症状が出ることは非常にまれで、ある程度大きくなってから症状が出ることがほとんどです。

虚血性大腸炎


大腸の血流が悪くなって、腸粘膜に炎症や潰瘍が起こる病気です。突然の腹痛、下痢、血便などの症状が典型的ですが、腹痛がない方もいらっしゃいます。
原因ははっきり分かっていませんが、高齢者や女性、便秘気味の方に起こりやすいと言われており、便器が真っ赤になるような血液混じりの便に驚いて病院を受診される方が多いです。

大腸がん


大腸がんとは、大腸の粘膜にできる悪性腫瘍(がん)であり、症状が出にくいことが特徴の一つです。癌が進行していくと便に血液の付着が出現したり、大腸内の便が通過することが困難になって急に便秘気味になったり、便が細くなった、お腹が張る、残便感などの症状が出現しやすくなります。無症状でも、便潜血検査で陽性となった方は大腸カメラ検査が推奨されます。

潰瘍性大腸炎


大腸の粘膜に炎症が起こり、びらんや潰瘍を形成する原因不明の病気です。下痢や血便、粘液を伴う便などがみられたり、重症化すると腹痛、発熱、体重減少などが出現します。幅広い年齢層に発症しますが、特に若い方に起こりやすいのが特徴の一つです。いまのところ完治させる治療法はありませんが、適切な治療によって炎症を抑え、寛解(症状が治まった状態)を目指します。

大腸憩室症


大腸の壁の一部が外側に飛び出して、袋状になった状態を大腸憩室といいます。年齢が高くなるほど多発する傾向がありますが、基本的には無症状です。
まれに憩室部分の血管から出血すると腹痛を伴わずに血便が出現したり(大腸憩室出血)、憩室に糞便が溜まったまま時間が経過して炎症を起こし、腹痛や発熱が出現する(大腸憩室炎)ことがあります。


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